・持家派、賃貸派とどちらがいいのか意見が分かれる事があります。
実際どっちがいいの?
その答えは、「メリットとデメリット」を理解した上で決断することが答えになります。
今回は、持家の場合の提案になります。
結論として
・持家を持った場合「家を購入する大きな出費」と「固定資産税」がかかるところを押さえておく。
次に資産運用「500万円」を利回り3%で運用する。
あとは複利を利かせる事で住宅ローンの利息を「相殺させる」。
計算上は1200万になる可能性が高いので老後の足しにしてみても良いでしょう。
- 住宅を持つ際に大きな出費を把握する。
- 住宅ローンを活用する。
- 資産運用「500万円」を行う。
1、住宅を持つ際に大きな出費を把握する。
住宅を購入する際にまずかかる費用は、家を建てる費用+外構費用が掛かります。
また新しい家具や家電など最初はお金がかかります。
次に家を購入後は「固定資産税」年に4回かかります。
その後「消耗品」の買い替えや「家のメンテナンス費用」がかかるのでそこを踏まえた上で「住宅を購入する」事が大切です。
このランニングコストが「持家派」と「賃貸派」に分かれるポイントです。
必要最低限の「消費」で考えるならば家賃が安いところを探し生活することが一番賢い選択になります。
または仕事で「転勤」が多い場合も賃貸です。
持家の場合は家族構成が多いまたは子供が騒いでも気にならないなどその個人によって選ぶポイントが違います。
上記を踏まえると「消費」と「浪費」どちらかという
心を満足させる割合が高いので「浪費」だという事を理解しておく事が大切です。
ただ定年間近でやっぱり家の購入となると資産が余って仕方がないのなら話は別ですが、
家賃で払っていた期間+家の購入になるので支出が過多になりますので注意。
一度生涯家賃計算しておくといいでしょう。
年間家賃×借りる期間=トータル金額。
2、住宅ローンを活用する。
購入する際に利用する事になるのが住宅ローンになります。
3000万円借り入れした際に「団信」も入り「1%」で借入れた場合単純計算年間30万円利息を払う事になります。
例えば月8万円支払うならば年間96万円支払う事になります。
最初は年間30万利息を払うので、96万-30万=66万円。
よって66万円が元金返済になります。
次年度は返済後の2934万円の年間29万円利息を払います。
後はその繰り返しになります。
年々利息が下がっていくので年々元金返済額が増えていきます。
また一般的に10年間は「住宅ローン控除」があるので実際利息がかかるのは10年後からになります。
2934万を年間96万払った場合。
96万-29万=67万。(計算しやすく67万固定にしてみます。)
ローン開始から10年後は残金2398万円になります。
よって実質利息は約24万円になります。
そこから年々利息が下がっていき元金の返済額が上がっていく形になります。
現在の物価と35年後の物価は違うと考えているのでインフレリスクのヘッジとして考えてます。
3、資産運用「500万円」を行う。
ちょっとした提案として、繰上返済もよいのですが「低金利」の場合慌てて返す必要はありません。
特に30代40代の方は子育てや教育資金また将来の老後資金の準備など盛りだくさんとなります。
なので住宅のような支出の大きなものは無理をしない事が重要です。
また別の視点での提案は(繰上る分+車+節約)=500万を捻出してみるのも一つの考えです。
例えば住宅ローンすべて頭金に入れず、500万円は年利3%とで運用したとすると。
単純計算:1年間で500万×3%=15万円増える。
複利も加えて年3%で放置した場合。
5年後579万 10年後671万 15年後778万
20年後903万 25年後1046万 30年後1213万
35年後1406万円となります。
よって家を購入した時に500万運用出来ていれば、
およそ13年後あたりで利息の相殺が出来る計算になります。
その後14年以降からは利息以上の効果が発揮できます。
また35年後住宅ローン返済後は1406万円の資産運用資金があるので年42万円の不労所得が得られるので年金+42万円=老後の資金。
このようにすれば住宅の不安や老後の不安も少しは和らぎ安心感が出てきます。
まず今できる事をやり、やりかた仕方を工夫してみる事が重要です。
まとめ
住宅を持つ場合基本は、「浪費」だととらえておいた方が良いでしょう。
また「賃貸派」と「持家派」で意見が分かれるという事は、視点を変えると「多様な生活スタイル」があるという事なのでメリットデメリットを把握し自分に合っている選択をする事が大切です。
100年時代といわれる現代、また限られた時間の中でどれだけ満足できるかが重要です。
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